XDAも情報がやや下火。
ICSの更新がとまってるからねー。
ところで、ROM焼いたり、中身いじってたりするとまともに起動しなくなったりする。
特にパーティションテーブルいじったり、カーネルイメージを書き換えてるとロゴループになることはしょっちゅうだ。
で、自分が何をやってるのか理解できていれば、そうなっても解決方法を見出すことができたりする。
でも、とりあえず興味本位でROM焼きしてみたい人がハマると、起動しないただの文鎮と化す。
海外では、文鎮化することをレンガと言うらしい。
で、少し前に、オフィシャルのフォーラムで話題になったのが、ROM焼きで無茶した結果レンガと化したA1を修復する方法。
しかも、これはオフィシャルな方法と認識していい。
元ネタはこれ
A1 and A1107 Unbrick fix/full factory restore
フォーラムはここ
[GUIDE] A1 and A1107 Unbrick fix/full factory restore
英語だけどがんばって読むべし。
ここに書いてあるのは、レンガ化したA1をSDブートして復旧するために必要なブートイメージとその方法が書いてある。
しかもこの bootable SD のイメージ、CWM付き。
ツールを使ってbootable SD を作れば、オフィシャルで完璧なリカバリSDが完成する代物。こりゃいい。
ここには、2G版、16G版 それぞれの Gingerbread と ICS イメージが転がっている。
で、何がいいって、2G版のICSイメージがあるって、こと。
これまで、2G版については、repartitionパッチを当てる必要があったけど、その必要がまったく無い。
bootable SDでブートして、手順どおりインストールすれば問題なく2G版でもICSが起動する。
こりゃまた楽チン。
早速試したが、手順さえ間違わなければ問題なくインストール&動作する。
ちなみに、バージョンは、
Gingerbread image A107W0_A234_001_015_2643_ROW
Ice Cream Sandwich image A107I0_A404_001_013_0116_US
とりあえず、簡易的なインストール手順を書いとく。
もちろん、全データは消えて無くなるのでバックアップは各自取るべし。
●bootable SD を作る
- ネタ元より、必要なimageファイルをダウンロードする。
ダウンロードサイズは400MBほど。 - SD焼きツールWin32DiskImager もダウンロードして使えるようにしておく。
Win32DiskImager の注意点だが日本語ファイル/フォルダ名には対応して無いので英数字フォルダにimegeファイルを置いておくこと。 - PCにSDカードを刺し、Win32DiskImagerを起動する。
- imageファイル名とSDカードドライブを指定する。
- Writeボタンを押して焼く。
これで、CWM入りbootable SDの出来上がり。
●Androidのインストール
- できたSDをA1に刺す。
- Vol- + 電源 でリカバリモード起動。
- 自動的にSDカード側からブートし、CWMが起動する。
このSDがあればパッチ当ても好き放題。 - "install zip from sdcard" -> "choose zip from sdcard" から part1.zip を選択、インストール。
- 終わったら、戻って一旦"reboot system now"リブートする。
これをしないと、書き換えたパーティションテーブルを認識できない。 - リブート時 Vol- キーを押したままリカバリモードに入る。
- 再び、"install zip from sdcard" -> "choose zip from sdcard" から part2.zip を選択、インストール。
- そのまま続いて、"choose zip from sdcard" から part3.zip を選択、インストール。
- 終わったら、メニューを戻って "wipe data/factory reset" する。必須。
- ワイプが終わったら、SDカードを抜いて"reboot system now"リブートする。
以上でおわり。
最初の起動に失敗するかもしれないので、電源長押しで切って再投入すればおk。
これで、2G版でもICSのインストールが簡単にできるし、2643_ROWに戻すのも簡単。
しかも、リカバリSDまで作れるんだからお得。
そうそう、残念ながら、2G版ICSはSDカードが認識されない病なので期待しないように。
ちなみに、オフィシャルのフォーラムに書いてあったからと言ってメーカーが保障しているわけではないので誤解の無いように。
あくまでもすべて、完全自己責任で実行すること。