2012年6月10日日曜日

レスキューSDディスクの作り方


CWMが起動できるbootable SDの作り方。

bootable SDカードは一度作ったら、使いまわせるのが便利。
ただ、作るための敷居が高いので、使用してる人は少ないと思う。

で、ハックネタを探してXDAをウロウロしてたときに、bootable SD から CWMがブートできる内容を見つけて試したことがある。
そのときは、なるほど、と思ったんだけど、改めて考えてみると、コレって本体のリカバリブートが死亡したときの最終手段に使えるってことに気づいた。

いわゆる、レスキューSDディスクって感じか。
っていうか、CWMを本体に入れる必要も無くなるわな。
SDの抜き差しは面倒だけど、保険の意味で人柱な人は1枚作っておいたほうが良いかもしれない。

んで、その比較的簡単な作り方があったので紹介しておく。

元になった
スレッドはこれ
[IdeaPad A1] Recovery not work, bootloop- solved!!!

記事はこれ
http://forum.xda-developers.com/showpost.php?p=25950501&postcount=39


(1)解決A1_07のダウンロード
タッチパネルファームウェア用のツール、通称「解決A1_07」をダウンロードする。
http://115.com/file/clykyncr
からダウンロードして、アーカイブを解凍する。解凍パスワードは bbs.lenovomobile.com
中身はexeが1本、zipが1本、pdfが1本。pdfはドキュメントなので読んどくといい。
ファイル名は字化けしているかもしれないのでリネームする。
ここでは、burnin1.exe, CL1_1.09A_for_5.zip, Document.pdf とした。
さらに、CL1_1.09A_for_5.zip を解凍して、CL1_1.09B_for_5.img を取り出しておく。

使用するのは、burnin1.exe, CL1_1.09B_for_5.img の2本のみ。

このツールは、A1のタッチパネルの調整を行うためのツールをbootable SDに焼くツールだ。これで焼いたSDをA1に入れてブートするとツールが立ち上がる。
が、今回はそのツールは使用しない。bootable SDを作ってくれるところが重要。


(2)cwm-5.0.2.7-rev3-ideapad-a1のダウンロード
ググればすぐ分かるので割愛。
アーカイブを解凍しておく。
必要なのは、recovery.ubファイル。


(3)その他準備
2G以上のSDカードが必要。
今回は手元に転がっていた4Gを使用してみた。
これ1枚作っておくと、お守り代わりになるので保存用にしておこう。


(4)bootable SDを作る
・母艦PCにSDカードを挿す。
・burnin1.exeを実行。
・burnin1.exe上部 Please choose the disk をSDカードのドライブに変更。
・burnin1.exe下左 Img file path に CL1_1.09B_for_5.imgを指定。
・その横の、Burnin ボタンを押す。その他の箇所はいじらない。
・プログレスが進むので焼き上がるのを待つ。
・焼けたら、burnin1.exeを終了して、SDカードを取り外し。

これで、bootable SD が完成した。
このSDをA1に挿してブートすれば、タッチパネルのツールが起動する(が、今回は使用しない)


(5)CWMを入れる
・再度、SDカードを母艦PCに挿す。
・認識されたSDの中身をエクスプローラなどで見ると、MLO, u-boot.bin, uImage が入っているはず。
・CWMのrecovery.ubをコピーする。
・コピーした recovery.ub を recovery.img にリネームする。
・SDカードをPCから取り外す。

以上で レスキューSD の出来上がり。

ブートの仕方は、
レスキューSD を挿して、ふつーにリカバリモードを立ち上げる要領(Vol- + Power)で起動するだけ。
起動に失敗しても、本体側のリカバリが起動するので慌てなくてもよい。

CWMが起動したら、SDを入れ替えて好きなzipを焼くなりすればOK。
例えば、本体リカバリがおかしくなって、update.zipが焼けなくなってしまったとき。
そんなとき、レスキューSDでブート、とりあえず2643ROWに焼き戻すことができるはず。

今更ながら、便利だと気付いた俺。

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